母(ババ・90歳)と暮せば~ざわざわ介護日記~

実母と暮すフルタイム勤務のキャリアコンサルタント日記

坂道を歩くのが好きなのは、その先に開ける景色を見たいから

人生、山あり 谷ありと

よく言われますが、

人が苦しい思いをして

山に登るのは

その先に景色が開けるのを

見るためかなぁと。


街なかでも

路地裏の階段を見つけると

登ってみたくなるのも

同じ心理なのです。


本日、用事で一人都心へ。

こんな都心なのに、

こんなひっそりとした

路地があり、

そのあたりは

時間が止まっていたように

古い家が建ち並んでいます。


階段が急なほど

登りきるまでの

ワクワクが

増幅していきます。


まだ見たことのない景色を

これからどれくらい

見ることができるのか。


ババはもう二度とこんな階段を

登ることはないけれど

昔は登山もしていた。


私もできるうちに

多少無理をしても

いろんな景色を見ておこう。


いつかそれが長期記憶となって

昨日のことは忘れても

一つ一つ思い出として

蘇るかもしれない。


歩いたことのない

階段を登るとき

私は初めての景色が

すでに懐かしく思えてくるのです。