母(ババ・90歳)と暮せば~ざわざわ介護日記~

実母と暮すフルタイム勤務のキャリアコンサルタント日記

それなら真ん中を歩く!

手首をくじいてはれて

力が入らない状態が続いていますが、

なんとかババのご飯は  

作り続けております。


それでも、病院の付き添いなどで

街に出るとババへの対応には

手を焼いております。

通りを歩く人が左側通行をしていると

ババが怒り、人の波に逆行して

シニアカートをガラガラ押すのには

参りました。


法令写遵守が顔を出した!


とりあえず今は

危ないから左を歩いて

と頼むと


それなら私は真ん中を歩く!


と本当にちょうど真ん中を

歩き出しました。


こうなるともう

したいようにさせるしかなく、

私は痛む手をかばいながら、

ババの様子を見守り

離れて歩きます。


日に日に頑なに

頑固になっていきます。




何度も行ったことのある店を

初めてという。


私が見たこともない物を

どこにしまったかという。


こだわりが強くなり

譲らない


デーサービスにも

様々な点に不満をもらす。


来たなあと日々思うのです。


言うことを聞かない

私のくじいた右手と

言うことを聞かない

90歳


手はやがて治るけれど

90歳はどこへ行くのだろう。


介護の先の見えなさに

不安が募る。


大きな歩道の真ん中を堂々と歩くババ。

認知症に有効な

認知行動療法は

ないのでしょうか。


右手の青あざは

どうやら私の心にも

青あざを作ってしまったようです。


写真は吉祥寺のある通りで見かけた

人気餃子店の

自販機です。